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風立ちぬ

昨日から水戸黄門祭りが始まりました。
2日の花火大会から始まり今日までの日程です。

花火大会に、実家の母を招待し昨日は、楽しみにしていた
宮崎駿監督作品 「風立ちぬ」を二人で観賞してきました~。


大正時代に発生した関東大震災から始まり、
昭和に入り
軍国主義にそめられた国家が戦争へ向かう時代の大きな流れのなか、
主人公堀越次郎が
「美しい飛行機をつくりたい」と
ゼロ戦に挑んだ物語。

戦争に関して、近代国家が歩んできた負の歩み。感慨深いことだらけで、複雑な思いがあるけれど、
堀越次郎が生み出したゼロ戦が大空を舞い上がるその美しさを想像すると
一心に挑み続けたまっすぐな思いが心を揺さぶり共感できました。

爽やかにスッキリと美しく描いた宮崎駿監督の成せる技ですね。

ラストシーンは特に、涙が止まりませんでした。


私の母が女学校に入学する前年に、真珠湾攻撃から
第二次大戦が始まりました。
勉強をしたくて入った高校でしたが、
学徒動員で軍事工場で戦機の部品を作る毎日だったそうです。
その時代の空気を知っているから特に感じるものが大きい映画だったと思います。

館内には、ジブリ映画には珍しくお年寄りの方が多く目立ちました。

後ろの席で観賞していた中学生ぐらいの女の子たちが
「途中からなんのことかわからなくなってしまった!」とか感想を言い合っているのが聞こえてきました。

私ももちろん戦後生まれですが、父母の体験や祖父が言うでもなく語っていた端々から
戦争を現代の子供たちよりは、肌で感じるものがあると思います。
でも教育で歴史としてきちんと学ぶことはできませんでした。

日本教育はもっと近代国家について、日本が歩んできた歴史をしっかりと
子供たちに教えなければならない!!・・・とさらに強く思いました。

多くの世代にぜひ見てもらいたい映画です。
by wedding-maria | 2013-08-04 11:46 | MOVIE

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